三味線をひく、の意味は調子がいいってどういうこと?

三味線をひく、の意味は調子がいいってどういうこと?

本をめくっていたら、ある言葉が目にとまりました。音に関する言葉だったのです。ではご紹介します。

三味線をひく 人の話に適当に調子を合わせてごまかすこと

適当なことをしたり、本心でないことを言ったりして、相手を惑わすこと。また、人の話に適当に調子を合わせてごまかすことを三味線をひく、と言います。楽器をひくことと、ごまかすことが関係あるなんて!

なぜごまかすことと三味線が関係あるの?

唄う人の声域にあわせて調子を決定することがある三味線。相手の唄に適当に調子をあわせられる。というところから、人の話に適当に調子を合わせられる→ごまかす、につながったという説があります。

ヴァイオリンなどの楽器は、弦の音を合わせることを調弦(チューニング)といいますが、三味線では調子とよんでいます。

近代まで、三味線だけの演奏ではなく、歌とともに三味線があることがあたりまえでした。江戸時代には、庶民に大変親しまれて、唄をうたうことを楽しんでいたそうです。今のカラオケのようですね。

口三味線って聞いたことがある

口三味線は、三味線のメロディーや弾き方を声で表したものです。唱歌といって、テレーンッ、チンチリリン・・・など、カタカナで記譜されています。雅楽からはじまったといわれています。箏の譜面もそうですね。

口三味線にのせる→言葉たくみに口先でだます、という悪い意味ですが、三味線は悪くもなんともありません。

三味線のジャンル、形は一つではなくて、さまざまです

長唄、小曲、地歌、民謡、津軽・・ジャンルがたくさんあります。時代や、歌舞伎などのあらわれで、音色や響きを変えたい、と、三味線の形も様々に変化していきます。細棹、中棹、太棹とあります。

なので、三味線習いたいな〜と思ったら、今いいな、と思ったジャンルを把握しましょう。やりたいジャンルによって、太さ、三味線の形が違ってきます。

三味線の起源

いろいろな言い伝えがありますが、もとをたどっていくと、中国の「三絃」。それが、室町時代に琉球に伝えられ、その後日本に伝わったと言われています。

出囃子いいね!

落語家の方が高座に上がるときに、テケテンテンテン・・と三味線、笛や太鼓の合奏とともに流れる音楽が好きです。これを出囃子(でばやし)といいます。

「三味線をひく」って、どんな時使う?

日常会話では、あまり登場しないかと思いますが、わたしは思い出しました。三味線をひいたときのこと(笑)

この間、知り合いが、「仕事でエビデンスを見せなくてはいけなくてね・・・」というのです。ほぅ。えっ、エビですを見せる?えっと、何エビですか?・・・

その後私は、わかった風に「ふぅ〜ん、大変だね」なんて話していたけれど、実はわかっていなかったのです。エビデンス、知ってるもん!っと人の話に合わせて、ごまかして、次にすすみました。・・これ、三味線をひく、ですね。

後で調べたら、エビデンスは「証拠」という意味で、ビジネスで使われているのでした。日本語使おうよ、と思いますが、ひとつ賢くなりました(笑)調べるきっかけ、ありがとうございます。

 

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