旧暦のある暮らしが、自然から受け取ることで言葉や音楽になる

神楽坂フラスコでの「旧暦のある暮らし」へ。
ぴゅうぴゅうと風の音を聞きながら、足早になっています。
そんな私に、少しゆっくりあったまろう、と言ってくれるような場を訪れました。
吉川真澄さんと大須賀かおりさんの童謡ミニコンサートが始まりました。春よ来い、うさぎのダンスなど春夏秋冬にちなんだ曲を聴かせてくださいます。うさぎのダンスで大須賀さんのキーボードが始まると、1歳ぐらいでしょうか、お子さんが手足をパタパタさせて、うきうきになっていました。吉川さんの歌に乗せて、さらに体いっぱいにパタパタ。
お二人は、今を生きる詩人と作曲家の曲をこれまでに何曲も発表されています。
日本のうつろう季節の美しさ、そこから見えたり、感じたことを受け取った作る方の中から出てきたことは、言葉になったり音楽になったり。
そのように同じ時を生きる方の作品を聴ける、演奏ができるって、なんて尊いものだろうと感じました。
童謡を聴きながら、ふと幼い頃の家族との思い出などがよぎるのは、その頃に、身近に童謡があったからでしょう。テープを何度もきいてすりきれてしまったり。そう、カセットテープ。のびたときの不思議な音も、おもしろくて。
詩人 白井明大(しらいあけひろ)さんの「どっちかな」では、ご本人とお嬢さまがご一緒に朗読されて、ほんわかした空気になりました。
「ひまわり」はとてものびやかで心地よい曲。作曲家、ジャズピアニストのmomoさんの作品。素晴らしい作品が世の中にはたくさんある、これからもっと知っていきたいな、と思わせていただいた作品でした。
♪KOHAKU歌われる詩たち〜視聴できます
9. どっちかな
11.ひまわり
壁に、當麻妙(とうまたえ)さんの写真が飾られていて、一歩入ると、時が不思議の国のような空間でした。
▲白井さん。昨年の言葉のワークショップで、このまま言葉と音を大切にしていくといいよ、とおっしゃってくださいました。
帰り、貞にも寄りました。10年以上前に友人へのプレゼントを〜と思っていて出会ったお店。誰かにプレゼントしたい!と思うものがよくあるのです。フラスコと貞は同じオーナーがされてらっしゃいます。
katakataさんの作品は大人気で、最近はなかなか手に入らないそうです。